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マイナス金利が生命保険を直撃!

マイナス金利が生命保険を直撃!


佐賀市在住のファイナンシャルプランナー夏秋寛です。

約1年前の1月29日に日銀が歴史上初のマイナス金利を発表しました。
その後の日本経済にどのような影響があったのかを1年後に検証してみましょう。

このマイナス金利政策は金融マーケットの中では劇薬と言われている施策です。
市場にお金が出回り景気が回復といわれているが、
間違えれば逆に景気を悪化させてしまいます。

では、この1年間で日本経済はどのように変わったのだろうか?


現在の日経平均株価は約19,300円ぐらいとなっています。
この株価は日本経済の成長に対する株価ではなく、
トランプ大統領誕生により期待される経済施策にないするもので、決して日本経済の自力ではないようです。

その証拠として1年前のマイナス金利発表前の日経平均株価は約17,500円でした。
そして、大統領選挙前までは約17,300円でした。
ほぼマイナス金利の恩恵は見当たりません。

また、為替を見てみると、マイナス金利発表前は1ドル約113円でした。
現在の為替は1ドル約113円でほぼ横ばいです。


では、政府が是が非でも必達目標にしている物価上昇はどうだろうか?
政府のインフレターゲットは2%です。

消費者物価指数2016年度はマイナス0.1%
GDP前年比は1%(内需0.5%、外需0.5%)

これでは、景気回復どころか給与上昇には程遠い内容ですね。
マイナス金利にして、銀行に集まるお金を市場に向ける狙いは今のところ効果はどうなのでしょうかね?

マーケットを見てみるとトランプ大統領効果を除いては画期的な改善にはなっていないようです。
ただ、長期国債金利が下がったので住宅ローンは低金利になり恩恵を受けているようですね。



では、ここから本題です!


今回のマイナス金利の影響を一番受けているのは何だと思いますか?
実は生命保険です。

生命保険は、契約者が払った保険料を運用して保険金の支払いにしています。
なので、いざという時には確実に支払うために安全性の高い運用をしなければなりません。
その運用は大部分を国債で運用しています。
ご存知のように、マイナス金利の影響で国債金利はほとんどついていない状態ですよね。
なので、当初予定していた運用が出来なくなり、運用が悪化してきました。
これがよく言われている「逆ザヤ」です。


保険証券



このままでは、保険会社は契約者に確実に保険金を払えなくなります。
なので、保険会社が行うことはこの2つです


1つが、貯蓄性な高い商品の販売中止です。

逆ザヤになると、販売すればするだけ保険会社は赤字になりますので売らないようにして自己防衛を図らなければいけません。
なので、貯蓄性の高い学資保険や養老保険、短期払いの終身保険、年金保険などはどんどん販売中止になっています。

この4月からは幾分有利と言われていた貯蓄性の高い保険はラインナップから外されます。



2つ目が、保険料の値上げです。

運用率が下がったので、それをカバーするために保険料を値上げします。
その値上げ率は商品によっても違いますが10%〜20%となっています。
場合によっては50%近く値上がりするものもあります。

そして、貯蓄性商品だけにかかわらず、保障性のある保険も値上がりするものもあります。
この値上がりは国内の保険会社全社一斉に4月から行います。
既に一部の保険会社は先行して値上げしているところもありますが。



今の保険の契約には影響はないのか?

基本的に今の契約した保険の保険料が変わることはありません。
しかし、更新型の保険を契約している場合は当初の保険料上昇予定より上がります。
また、年払いや前納を今後行う場合は、保険会社によっては前納割引率が変わる場合があります。
今の金利だと、前納割引はほとんどなくなると思います。



では、どんな人が一番影響するのだろうか?

それは、4月以降に保険を見直そうと考えている人です。
または、新社会人になり、保険を加入しようと考えている人です。


今までは、「保険料が高すぎるから見直しをしてほしい」と相談が多かったのですが、
4月以降は、見直しても保険料は下がるケースは少なくなるかもしれません。
なので、保険の見直しのメリットが少なくなります。



だったら、どうしたらいいのだろうか?

答えは簡単です。
保険料が値上がりする前に保険を見直すか、新たに保険に加入するかです。

今ならまだ間に合いますので、
まずはご相談を!
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