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金利ってどうやって決まる?

金利ってどうやって決まる?


佐賀市在住のファイナンシャルプランナー夏秋寛です。

唐突ですが、金利ってどうやって決まりますかご存知ですか?
最近「マイナス金利」っていう言葉をよく耳にしますよね。

では、この金利と日頃私たちが身近に関係がある預金金利ってどう違うのだろうか?
こんな疑問を感じている人も少なくないようです。
でも、疑問に感じても誰に聞くこともなくなんとなく流していませんか?


実際に「マイナス金利」って言っても、銀行お金を預けても預金残高は減らないですよね。
今はわずかですが利息は付いていますよね。


では、どこでマイナス金利になるのでしょう?

それは、銀行の銀行です。
銀行の銀行ってどこ?

銀行の銀行は日本銀行(日銀)です。
銀行で集めた預金は
日本銀行に預金するか?
株を購入するか?
国債や社債を購入するか?
不動産に投資するか?
ローンとして貸し出すか?

このように集めた預金で運用してその利益を銀行金利として預金者に還元しています。
なので、日銀がマイナス金利を行っても私たちの預金がマイナスになることはありません。

株も国債や不動産もリスクがあります。
しかし、一番確実な預け方は預金ですよね。

では、預金者から集めた預金をみすみす金利を払って日銀に預けるでしょうか?
答えノーですね。
リスクがあっても収益を求めなければ銀行は金利を払うことが出来ません。
なので、株の購入や企業への融資を積極的に行います。

これが経済を活性化させて景気を押し上げて物価上昇につながるといわれています。



では、本題の金利は誰がどのように決めているのでしょうか?

現在の日銀金利は-0.1%となっています。
平成2年ごろは6%ほどあったのですよ。
この26年間でこれだけ金利が変わってきたのです。

この金利を決めるのが日銀の金融政策決定会合。
年間に8回ほど開催されます。
先日の9月20.21日に開催されました。

今年はあと2回。
10月31日・11月1日と12月19・20日。

メンバーは9人で議論して多数決で金利を決定していきます。
今回は-0.1%の継続を賛成7:反対2で賛成多数の-0.1%に決定しました。

なので、11月までこの金利が継続します。



金融政策決定会合


ところで、今回の金融政策決定会合で日銀の大きな方向転換が行われました。
発表直後には高評価でしたが、次第に検証してみると苦し紛れの限界を感じる施策だとの声が多くなってきました。
それをダイレクトに反映したのが為替です。
発表直後には円安に向かったのですが、長くは続かずに円高に転換して、発表前よりも円高になってしましました。


今回のマイナス金利継続ともう一つの発表になった新たな枠組みです。
その枠組みとは、金融緩和策といえば今までは量でした。
例えば日銀がETFを何兆円買い付けて市場を活性化するといったように、量で市場を活性化させていました。

しかし、今回は「イールドカーブ・コントロール」を長短金利に採用すると決めたのです。


この「イールドカーブ・コントロール」って何ですのん?って感じですね。
これは市場の状況によって金利をコントロールしていく。
そのことによって物価上昇2%を達成させるといった施策です。

言い換えれば、もう量で市場をコントロールすることは不可能って事で、日銀の施策の限界に来ている裏付けのようです。


今の日銀には物価上昇や景気を後押しする力は無いと証明した会合だったようです。
このことは何を意味するのかというと、アベノミクスの終焉を迎えたということのようです。


安倍総理が日銀と共にアベノミクスを成功させていくとのことでしたが、その日銀がさじを投げた状態のようです。


では、日本のマーケットはなす術がないのか?

そのカギは、米国の利上げです。


では、米国の金利はどうやって決まるのでしょうか?

米国も米国連邦公開市場委員会(FOMC)という会合で金利が決まります。
昨年12月に利上げをして、次の利上げが注目を浴びている状態です。
この利上げが行われると経済が好調であるという裏付けになります。
逆に見送られると経済は低迷していると判断されます。

このFOMCも年8回ほど開催されて、日銀の金融政策決定会合とほぼ同じ時期に開催されます。
9月も20・21日と同じ時期に開催されました。
次が11月1・2日と12月13・14日です。


FOMC


では、米国の今回の発表は利上げ見送りでした。


日銀の最後の頼みだった米国の利上げも12月までお預けのようです。
これにより今年中の金利の上昇はなくなり、為替も急激な円安にはならないようです。




これからはこの、
日銀の金融政策決定会合と
米国連邦公開市場委員会
の発表を注目すれば、金利がどう動いていくかはわかるようになりますよ。



この動きが分かると、今はどんな商品を選択すればいいのかが絞られてきます。
根拠がないと、単なる「今これが売れています!」だとか、「今はこれが人気です」などの営業になってしまします。
この情報は過去の情報での営業です。

仮に、これからのマーケットがどう動くのかを予測する未来予測型の営業とでは商品が変わってきますし、結果も変わるでしょう。


賢い商品の選び方は、
その商品を選ぶ根拠がハッキリしているかどうかです。
過去にいくら良いパフォーマンスが出てても、これからの未来のパフォーマンスしか資産は増えませんからね。


そのためにも自分でも金利の動向がわかるといいですよね。


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