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2.9ショック、史上初!10年国債がマイナス金利に

史上初!10年国債がマイナス金利に


佐賀市在住のファイナンシャルプランナー夏秋寛です。


2016年2月9日は歴史的な日となりました。
「2.9ショック」と言われて日本経済史上初の長期国債が0.035%マイナスとなりました。

2年や5年国債はゼロ金利は今まででもありましたが、
10年の長期国債でゼロ金利は初めてで、さらに利率が下がってマイナス0.035%となりました。


29日に日銀の黒田総裁が発表したマイナス金利導入がここにきて金融機関に一気に影響が出てきました。


なぜ国債の金利がマイナスになったのかおわかりですか?

実は、国債が人気に的になっているのです。
ん?なんで人気になるの?と思うのでしょう。

それがマイナス金利が引き金になっているのです。
日本銀行にお金を預けると金利がつくどころか手数料がかかるのです。
なので、銀行よりも国債に預けたほうがいいということで国債に資金が流れています。

国債に資金が流れると、国債の価格が上がります。
100円の国債を1%の金利で預けた場合、100円で売却すれば金利は1%ですよね。
しかし、100円の国債を値上がりした120円で買って1%の金利がついても、売却は100円なのでマイナス19円となります。
これがマイナス金利なのです。

では、なぜ損するのに国債を買うのでしょう?

それは、満期まで持つのではなく、途中で売却する目的で買うのです。
100円以上で売れればいいと考えて今は買っているのです。


ただ、一般の方は国債がマイナス金利になったことで誰が買うのでしょう?
今買っているのは機関投資家などです。


株価




では、この影響はどこに出てくるのでしょう?


影響があるのは国債で運用しているところです。
それはズバリ、年金と保険会社です。


年金の運用先の半分は国債です。
また、生命保険も契約者から預かった保険料を確実に保険金として払うために多くは国債で運用されています。

これらの影響は、
年金財政が悪化する。
生命保険の保険料が値上がりする。
預貯金の金利がつかない。

また、投資信託の運用も悪くなり分配金や基準価格も下がります。

そして、最も懸念されるのが、銀行にお金が集まらなくなるので銀行の経営が悪化して、
統廃合や倒産の危機に瀕します。



メリットもあります。
住宅ローンなどに金利が下がり、企業も安い金利で融資を受けられます。


ただ、今回のマイナス金利は影響が大きすぎます。
劇薬であることは間違いないようです。


どう転ぶでしょうか?


インフレを目指して物価を上げようとしていますが、
金利はマイナスであれば、預貯金に預けることは一番のリスクかもしれませんね。


なので、資産運用は不可欠となります。


経済情勢を考えないで財産づくりを考えないと逆効果になりかねない時代なのかもしれませんね。


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