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トップセールスマンよりトップサービスマン

トップセールスマンよりトップサービスマン



佐賀市在住のファイナンシャルプランナー夏秋寛です。


23年前に初めて本格的な保険営業を始めました。
その当時は、売り方を教えてくれることはほとんどなく、
先輩からあの手この手を使って技を盗んでいました。


その頃って、今のようにノウハウ本や営業セミナーなどは少なく、
情報がほとんどない状態で常に研究していました。

今では、そんな情報は携帯でも手軽に入手できる環境にあります。
本当に恵まれている環境ですね。
その反面で、要らない情報まで入ってきて判断を見極める能力がないとブレてしまいますよね。



そんな、20年前は、
兎に角「一人前の営業マン」になることを目指して毎日がむしゃらでした。
仕事が18時に終わり、毎日20時〜21時ぐらいまでトレーニングしていました。
そして、土日は朝から夕方まで先輩の家に押し掛けて営業の勉強をしていました。


こんな感じが1年ほど続きました。
最初は学ぶことが楽しくて、どん欲になっていました。
そして、すぐその結果は営業数字で現れてきました。


学んで、知れば知るほどに数字はどんどん伸びました。
もう、こなるとやる気にスイッチは全開です。


「早く一人前の営業マンになりたい」

こんな思い出がむしゃらだった私は、
いつの間にか欲が出てきました。



「よし、どうせならトップ営業マンになろう!」


私の中で、営業の数字が成果だと思い、
次第に数字をあげる為に営業をやるようになってきました。


この頃になると、読む本もトップ営業マンの自叙伝やノウハウ本ばかり。
営業の数字がステータスだと勘違いしていました。
それと同時にだいぶん無理をしていました。
本来の自分のキャパをオーバーしていたかもしれません。
たぶん、背伸びもしていたのでしょう。



そもそも軽自動車のような私が、
フルアクセルでサーキットでF1と競争しているよなもの。
当然追いつくはずもなく、やがてオーバーヒートになってしまいました。



その頃は、新規の顧客ばかりを追い続けていました。
契約を頂いた顧客には振り向かず、常に新規ばかり・・・



そんな自分でも何をやりたいのかわからない私を一番わかっているのがお客様でした。
お客様は何もかもがお見通しだったのです。

薄々と気づいてはいましたが、このころには紹介もなく、またお客様からのいろんな相談もありませんでした。
だから尚更新規ばかりを追うようになっていました。
もう、こんなスパイラルに陥ったのです。






何とか変わりたい。
なぜこんなになったのか?
毎日悩む日々が続きました。

そして、あることに気づきました。
それはとても簡単なことでした。
しかし、その簡単なことを止める勇気をだすのが大変でした。


それは、
「売るのを止める」


トップセールスマンを目指すのを捨てることです。
営業マンが売るのを止めるとの決断をするのは勇気が要ることです。
怖くて中々出来ません。
特に私は営業成績で収入が変化しますので、生活できなくなることを恐れていました。



そんな思いの中、ひとりのお客様との出会いが私の決断の後押しとなりました。


そのお客様はご主人様を亡くされて、人生の絶望に立たされているような思いの時に、
誰に相談していいのかわからずに、取り敢えず生命保険の受取の手続きをした私に相談されました。


相談された内容は、
これからの生活のこと、
子どもの成長にかかるお金のこと、
これから住む家のことについてなど・・・

実は、経済的な管理は全てご主人がされていたのです。
そのご主人が亡くなられたので奥様はどうしていいのかわからない状態でした。


相談を受けた私は一生懸命に調べて、
お客様の不安を解消する情報の案内と手続きをしました。
決して私の営業の実績になることはありません。

しかし、たくさんの時間をそのお客様に費やしたのですが、
なぜか気持ちが晴れ晴れとしているのです。


結果、そのお客様からは大変喜ばれました。
その期間は1か月の営業時間を全部その方に使ったぐらいでした。

私の心の中で同じような思いを感じていたのです。
この思いはあの頃と一緒のようだ!
あの頃とは?



あの頃とは、
営業を始めたばかりの勉強を一生懸命していた頃です。
初めて契約した時のワクワクした感じです。

あの頃は、
一人前の営業マンになることと、
もう1つが「お客様のお役に立つこと」を考えていました。


いつの間にか数字の呪縛で当時の思いを忘れていました。
そのことに気づいた私は、


トップセールスマンよりも
トップサービスマンになろう!



このように心に誓ったのです。


これが私がファイナンシャルプランナーの資格を目指した理由です。
あれから十数年。

今でもトップサービスマンを目指して日々精進です。






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